MT4(MetaTrader 4)は、世界中のトレーダーに使われているFX取引プラットフォームです。高機能なチャート分析、カスタムインジケーター、自動売買(EA)など、裁量トレードから自動売買まで幅広く対応しています。

この記事では、MT4を初めて使う方向けに、インストールから基本操作までを解説します。


MT4とは

MT4(MetaTrader 4)は、MetaQuotes社が開発した無料の取引プラットフォームです。2005年のリリース以来、FX取引のスタンダードとして世界中で使われ続けています。

MT4の主な特徴

特徴内容
チャート分析多彩な時間軸、複数チャートの同時表示
テクニカル指標標準で30種類以上のインジケーター搭載
カスタム指標MQL4言語で独自のインジケーターを追加可能
自動売買EA(Expert Advisor)による自動取引
バックテスト過去データでEAの検証が可能
アラート機能価格やインジケーターの条件でアラート設定
対応OSWindows(Mac・Linux・スマホも利用可能)

MT4とMT5の違い

後継のMT5も存在しますが、EAやインジケーターの互換性がないため、現在もMT4が主流です。

項目MT4MT5
リリース2005年2010年
プログラミング言語MQL4MQL5
時間足9種類21種類
EAの互換性MT4用のみMT5用のみ
普及度高い(EAが豊富)徐々に増加中

FXの自動売買やカスタムインジケーターを使いたいなら、EAの種類が圧倒的に豊富なMT4がおすすめです。


MT4を使うための準備

1. MT4対応ブローカーの口座を開設する

MT4は単体では取引できません。MT4に対応したブローカーの口座が必要です。

国内でMT4に対応しているブローカーとして、FXTFがあります。1,000通貨から取引でき、全通貨ペアでゼロスプレッド(建玉連動手数料制)を提供しています。

口座選びの詳細はFX口座の選び方を参照してください。

2. MT4をインストールする

口座開設後、ブローカーのサイトからMT4をダウンロードしてインストールします。

インストール手順(Windows):

  1. ブローカーの公式サイトからMT4インストーラーをダウンロード
  2. ダウンロードしたファイルを実行
  3. 画面の指示に従いインストール(通常はデフォルト設定でOK)
  4. インストール完了後、MT4が自動的に起動

3. ログインする

MT4を起動したら、ブローカーから送られたログイン情報でサーバーに接続します。

  1. ファイル → 取引口座にログイン を選択
  2. ログインID、パスワード、サーバー を入力
  3. 「ログイン」をクリック

右下のステータスバーに通信量が表示されれば接続成功です。「回線不通」「無効な口座」と表示される場合は、ログイン情報やサーバーの選択を確認してください。


MT4の画面構成

MT4の画面は主に以下の4つのエリアで構成されています。

気配値表示(Market Watch)

通貨ペアの現在価格(Bid/Ask)がリアルタイムで表示されます。ここから通貨ペアをドラッグしてチャートを開くこともできます。

ナビゲーター(Navigator)

口座情報、インジケーター、EA、スクリプトなどがツリー表示されます。インジケーターやEAをチャートにドラッグ&ドロップで適用できます。

チャートウィンドウ

価格チャートが表示されるメインエリアです。複数のチャートを同時に表示できます。

ターミナル(Terminal)

保有ポジション、口座残高、取引履歴、アラートなどが表示されます。「取引」タブで現在のポジション状況を確認できます。


チャートの基本操作

チャートを開く

  1. 気配値表示 で通貨ペアを右クリック → チャート表示
  2. または ファイル → 新規チャート から通貨ペアを選択

時間足の変更

ツールバーの時間足ボタン(M1, M5, M15, M30, H1, H4, D1, W1, MN)をクリックします。

表記時間足用途
M11分足スキャルピング
M55分足短期トレード
M1515分足短期~中期
M3030分足中期
H11時間足デイトレード
H44時間足スイングトレード
D1日足中長期分析
W1週足長期トレンド
MN月足長期トレンド

マルチタイムフレーム分析で解説した通り、複数の時間足を同時に確認することが重要です。

チャートの表示形式

  • バーチャート: 高値・安値・始値・終値を表示
  • ローソク足: テクニカル分析の基本で解説した形式。最もよく使われる
  • ラインチャート: 終値のみを線で結んだシンプルな表示

ツールバーのアイコンで切り替えできます。

便利なショートカット

操作ショートカット
十字カーソルCtrl + F
チャートの拡大+ キー
チャートの縮小- キー
チャートの自動スクロールツールバーの緑矢印
期間区切り線の表示Ctrl + Y

インジケーターの追加

MT4には標準で多くのテクニカル指標が搭載されています。

標準インジケーターを追加する

  1. 挿入 → インディケータ を選択
  2. カテゴリ(トレンド、オシレーター等)からインジケーターを選択
  3. パラメータを設定して「OK」をクリック

よく使うインジケーターの例:

カスタムインジケーターを追加する

インターネットで配布されているカスタムインジケーターをインストールすることもできます。

  1. ダウンロードした .mq4 または .ex4 ファイルを用意
  2. MT4で ファイル → データフォルダを開く を選択
  3. MQL4 → Indicators フォルダにファイルをコピー
  4. MT4を再起動、またはナビゲーターで右クリック → 更新
  5. ナビゲーターの「インディケータ」に表示されるのでチャートにドラッグ

注文方法

成行注文(即時執行)

現在の価格で即座に注文を出す方法です。

  1. チャート上で右クリック → 注文発注 → 新規注文(またはF9キー)
  2. 通貨ペアとロット数を確認
  3. 「成行売り(Sell)」または「成行買い(Buy)」をクリック

指値・逆指値注文

特定の価格に達したら自動的に注文が発動する方法です。

注文タイプ条件用途
Buy Limit現在価格より安い価格で買い押し目買い
Sell Limit現在価格より高い価格で売り戻り売り
Buy Stop現在価格より高い価格で買いブレイクアウト買い
Sell Stop現在価格より安い価格で売りブレイクアウト売り

決済注文(損切り・利確の設定)

ポジションを持つ際に、ストップロス(S/L)とテイクプロフィット(T/P)を設定できます。損切りテクニックで解説した通り、損切り設定は必ず行いましょう。

  1. 注文画面で「決済逆指値(S/L)」と「決済指値(T/P)」に価格を入力
  2. または、保有ポジションをダブルクリックして後から設定

EA(自動売買)の設定

MT4の最大の特徴のひとつが自動売買(EA)への対応です。

EAをインストールする

  1. ダウンロードした .mq4 または .ex4 ファイルを用意
  2. MT4で ファイル → データフォルダを開く を選択
  3. MQL4 → Experts フォルダにファイルをコピー
  4. MT4を再起動

EAをチャートに適用する

  1. ナビゲーターの「エキスパートアドバイザ」からEAをチャートにドラッグ
  2. パラメータを設定
  3. 「全般」タブで「自動売買を許可する」にチェック
  4. 「OK」をクリック

自動売買を有効にする

ツールバーの「自動売買」ボタンをクリックして有効にします。ボタンが緑色になっていればEAが稼働中です。

注意: EAを24時間稼働させるにはVPS(仮想専用サーバー)が必要です。PCの電源を切るとEAも停止します。


テンプレートの活用

チャートの設定(インジケーター、色、時間足など)をテンプレートとして保存できます。

テンプレートの保存

  1. チャートを好みの設定にカスタマイズ
  2. チャート上で右クリック → 定型チャート → 定型として保存
  3. テンプレート名を入力して保存

テンプレートの適用

  1. チャート上で右クリック → 定型チャート → 保存したテンプレートを選択

通貨ペアを切り替えても同じインジケーター設定をすぐに適用できるため、分析の効率が上がります。


まとめ

項目ポイント
MT4とは世界標準のFX取引プラットフォーム
準備MT4対応ブローカーの口座開設が必要
チャート9種類の時間足、3種類の表示形式
インジケーター標準30種類以上 + カスタム追加可能
注文成行、指値、逆指値に対応
EA自動売買プログラムの実行が可能

MT4は機能が豊富なため最初は戸惑うかもしれませんが、基本操作は上記で紹介した内容で十分です。まずはデモ口座で操作に慣れてから、リアルトレードに進みましょう。


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  • 全通貨ペアでゼロスプレッド(建玉連動手数料制)
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※本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。